新型コロナウィルス感染症の相談対応コールセンター【窓口の実態】
入国拒否のため足止めを食らってしまい、どうしようもないのでアルバイトを探すことになったはにゃです。
家族には相変わらず、早く就活するようにと言われていますが、まだ私は諦めたくありません。
さすがに1年(いや、半年!せめて半年にして!)のうちには制限も解除されるであろうとむりやり先を読み、短期のものを希望。
加えて、移動手段がないため、徒歩圏内orバス通勤できて交通費が補助されるといいんだけどな。
この条件で探していたら、良さげなのがありました。
『新型コロナウィルス感染症に関わる対応支援金』のコールセンターです。
管轄は○×省。ここではちょっと伏せておきます。
▲ この根暗な私がコールセンター……だと……
今回、この新型肺炎に関わる、それはもうたくさんの政策があちこちの省から発表されました。給付金とか支援金とか助成金とか補助金とか名前はいろいろですが、つまりはどれも趣旨は同じ、『新型ウィルスの影響を受けて経済的に打撃を受けたあなたにお金を援助するよ!』というものです。
そのうちのひとつの政策の、相談窓口のコールセンターが募集していたわけです。
期間は7月末まで。そのくらいにはスペインへの入国制限も解かれているのでは。アラちょうどいいかもと、申し込んでみることにしました。
募集要領には、交通費も一部補助とありました。ガソリン代だけなのかなと思って相談してみたら、上限はあるけどバス代出ますとのこと。おおありがたい。
というわけで、私は5月から、せっせとバスに乗ってコールセンターのバイトをしに行っているわけなのですが。
今回は、やらなかったら知らなかった実態を、お伝えしたいと思います。
オペレーターはただの短期バイト
○×省管轄のなんちゃら給付金のコールセンターとして専用ダイヤルが出ていれば、そりゃ電話口に出ているのは○×省の人間だと思っちゃいますよね。私だって知らなかったらそう思います。
でも実際は全員ただのバイトっていうね。
大学が休みになっちゃって暇を持て余した兄ちゃんとか、業務縮小でパートの雇用を切られた主婦の方とか、私みたいに予定していたことが狂ってしまったので繋ぎで仕方なくやってるみたいな人たちばっかり、というかそういう人しかいません。
「あんたらはいいよなあ、安定した職に就いてお高いところからモノ言って!国民がメシ食えなくなろうがホームレスになろうがあんたは何ともないんだろ!」
電話口でよく罵られますが、すいません対応してるのはむしろその正反対の、職に喘ぐ短期バイトです。明日は我が身で無職と隣り合わせです。
オペレーターはズブのシロウト
コールセンターの人間は○×省の給付金の仕組みなんて、露ほども理解していません。
さらっと上澄みを研修で受けただけです。
○×省の専属でもなんでもありません。
その証拠(?)に私の隣の席では、どっかのテレビとかラジオ通販の注文を受けているほどです。梅干しとか。ズワイガニとか。3万円が1万円だそうです。お得だな。
「対応して良いのはここまで。これよりもっとコアな問い合わせが来たら、ここでは判断ができないので○×省に回す」
みたいな線引きをされています。
つまり、全部を○×省で対応すると大変なことになるから、上澄みで対応できそうな比較的簡単な問い合わせの部分はコールセンターに委託しやってもらう。そうやって○×省の負担を減らす作戦というわけです。
でもそんなの、問い合わせてくる方には分からないですよね。
だから『その問い合わせに関してはここでは判断できかねるのでアッチに電話して』みたいな対応をされると、たらい回しにされている気分になる。
▲「なんで答えられねえんだよ!なんのためのコールセンターだよ!仕事しろよお前ら!!」
すみません、そもそも答えを持ち合わせていないのです。どうか分かってください。
それから、電話する前に、
・申請書の記載例
・支給要領
・ガイドブック
・記載要領
・Q&A
を熟読してください。熟読です!
各省のホームページにすべて載っています。
たいていの疑問は解けます。なぜならオペレーターたちも同じものしか渡されていないからです。省のホームページ見ながら応対しています、というかそれしかしていません。
オペレーターは人間です
この2ヶ月でどれだけの罵声を浴びたことか。
どれもが理不尽なものです。
▲ 耳が鍛えられたのか、最初の1,2言で『良い人』か『そうでない』か分かるようになってきた
申請書類が不備として返送されてきたどうしてくれる、
どれだけ待てば振り込みがあるんだ遅すぎる、
申請が複雑すぎるそんな難しいことを考え付く暇があったら早く金をくださいよ、
振り込みが遅いせいで生活が危なくなってきてるのをお前はどう考えてるんだ、
申請する条件に入らないって金もらえないってことか、あんた俺が死んでもいいんだな責任取れよ、
○×省に電話してもいつも繋がらないいい加減にしろ、
…………
…………
不満がある方は、望むだけマシンガンしてガチャンして、少しは溜飲が下がるのかもしれない。
でも、言われた方はキッツイです。なぜなら人間ですから。
朝一番でこれを食らうと一日のスタートが最悪で吐きそうになりますし、最後の受電がこれだと一日の締めが最悪で吐きそうになります。
▲ 心が折れることも珍しくない
できるなら、受電したものがただの理不尽なクレームと判断されたら、その瞬間からAIとか自動音声とかの対応に切り替わってほしい。
もしくは、パーティーグッズで自分の声を変えるみたいに(ヘリウムガス?)、何かのフィルターを通して自分の声をロボットみたいにして、
『何度 ゴ相談 イタダキ マシテモ ゴ案内 ハ 同ジ デ ゴザイマス』
『ソノ オ問イ合ワセ ニ 関シマシテハ 当窓口 デハ 分カリカネマス』
『ゴ理解 クダサイマスヨウ オ願イ 申シ上ゲマス』
『恐レイリマス スミマセン』
をただ繰り返すだけで良いとか許可してほしい。
あべのますくをどうするか【有効活用】
こんにちは、はにゃです。
あべのますく、一世帯に2枚(一組み)やるからな!ありがたく使えよ!
とかいう政策ドコ行った、の我が実家に届いた給食マスク。
あれから「ここ二世帯あるんだったね!忘れててごめん!」と追加で届けられる様子も見せず、あべのますくは2枚っきりのままです。いや要らないけど、まあそこはちょっと横に置いといて。
▲ 問題のアレ。
で、何週間経っても誰もマスクに手は出さず。
もはや存在さえ忘れられているくらい完全に放置されています。そりゃそーだよね、誰も給食当番になりたくないですよね。
なんというか、こんなに有難くない政策も珍しいもんだ……
しかしこれ、ホントにどうにもならないものでしょうか。
あったってどうしようもないのです。誰も使わないし、誰も興味ない。
しかしガーゼ自体は現在手に入りにくい貴重品、ゴミ箱に直行というのは気が引けます。
1.アベノマスク → ベツノマスクへ
マスクを解体すると、中身は大判のガーゼ生地らしい。それがマスクの大きさまで、幾重にも幾重にもたたまれて入っているといいます(解体した人説)。
そのガーゼを使って、立体マスクやプリーツ型マスクにリメイクしちゃえという、いわゆる『ベツノマスクプロジェクト』なるものがそこらじゅうで起こっているそう。お裁縫が得意な方の個人のブログ記事や、Youtubeなどでも山ほど出てきます。
写真を見たら、元がアレだったとは全く思えぬベツノマスク。レシピも大量に出ていて、私もしようかと思いました、が。
諸事情でミシンが使えなくなってしまい、リメイクには手が及ばなくなりました……
(少し前の記事でご紹介していたハンドメイドマスクも、同理由で製作中止となっています)
手縫いでもできる!というレシピもありましたが、気乗りせず。
あべのますくからはますます遠ざかり……
2.物々交換
うーん、他に無駄にならない方法はないものか。
返送や受取拒否をしているツワモノもいるようですが、それよりもっと手軽に、街角やコンビニにあべのますく不要ボックスみたいな感じで専用箱が設置されて、そこにポンッと、とか。
……調べてみたら、ありました。
いえ本当に不要ボックスが設置されているわけではありません。
不要なあべのますくと商品を交換してくれるなんていうステキ企画が全国あちこちで立ち上がっているようなのです!
▲ トレード!!!
これはどうやら個々の企業の、個人的な取り組みのようなので、みんながみんなこの企画に預かれるわけではないようで。その企業のある県民あるいは市民であべのますくを使わないという方だったら、持ち込みで対応してもらえてラッキーですね。
3.どんなものと交換してもらえる?
条件は『未使用であること』らしいですが(当たり前)、どんなものと交換してもらえるのか一例を挙げますと、
・市場で使える500円分の商品券(函館市の市場)
・好きなドリンク一杯(名古屋市タピオカ店)
・つけ麺(並)780円分のチケット(岐阜県のラーメン店)
・500円分の旅行補助券(美濃市の旅行代理店)
・300円分の食事券(京都府のレストラン)
等々……
いやちょっと……
なんて……なんて羨ましい!!
大盤振る舞いなところもありますね……!!
4.ビールと交換、全国規模で対応!
残念ながら我が県にはそんなステキ企画が浮上している噂は聞かず、ダメかぁ~と思っていたら、なんとひとつだけ全国規模のものがありました!
酒類販売大手のリカーマウンテンが、全国181店舗で実施!
ドイツのノンアルコールビール『クラウスターラー330ml』1本と交換とのことです!
▲ これらしい
おおぉー!! おぉ―――!!!
これなら我が県も対応!!!
と歓喜したのは一瞬で、
…………私飲まない人間なのでした……。
いやノンアルだから問題ないでしょって、違うそういうことではない。そういうことではないんだ……!!
ということで、これも私には有効ではないステキ企画だったのでした。
単に『寄付で』と寄付箱を設置されているところもあるので、やるとすればここに郵送でしょうか。
栗饅頭1個と引き換えとかあっていただきたい……
噂のアレを生で初めて見た話【あべのますくが届いたよ】
こんにちは、はにゃです。
「最終更新から一ヶ月経つよ。君の周辺では何も変化が無いのかい?(意訳)」
なんて運営会社からバカにされて(※被害妄想)、我に帰りました。そうかそんなに経つのか。
漫然と日々が過ぎて行く中での変化といえば。
3,4日ほど前に、噂のアレが届きました。
画像では時々目にしていましたが、本物だ!
あヴぇのゥますく!!
こうして見ると、本当にひと昔前の給食当番マスクです。四角いな―。
▲おもて?
▲うら?
スペインへ行くにあたり、荷物を置かせてもらうために私は実家へ戻りました。
世帯は分けたままで、住所変更しただけなので、現在実家には2世帯が入っていることになります。
あヴぇのゥますくは『1世帯に2枚』と 言っていたので、ではこの家には2袋(計4枚)届くのだなと思っていたら、来たのは2枚(1世帯分)だけでした。
あれ……私ちゃんと住所変更してるよね……?とは思いましたが、パッケージの表と裏を見てみて宛名がどこにもないことに気づき。
なるほど世帯とかって別に把握してないんだね!
世帯っていうより1軒に2枚という認識で配り歩いているということでよろしいか!
でもこの配り方だと、例えばアパートの空き部屋なんかにも関係無くポスティング感覚でポイポイ入れてしまいそうな一方で、私のようなケースで、居候や下宿などパッと見普通の一軒家の中に複数世帯ある場合は知られずスルーされてしまったりするのかもなと思い。いや届いたところで要らないんですけどそれはちょっと横に置いといて、。
もともと初めからお粗末さの見える政策ではありましたが、余計にげんなり来てしまったのでありました。これに何百億使ったことか……
給付金もまだだし……(疲)