なんにも持ってないぼっちの女がスペインに行く話。

仕事もなし、金もなし、若さもなし、恋人もなし。なんにも持ってない女が何かをしようとしています。

私の癒しを手放したい手放したくないけど。【観葉植物の整理】

グリーンが好きです。

「緑は目の薬」ということわざを妄信しているくらい好きです。

自分の活動空間に小さくてもひとつでもグリーンがあると安心する。

でもじゃあ花いっぱいのガーデンを作りたいかと言われると、そうじゃない。管理しきれないのは目に見えています。ガーデンはいらない。そもそも庭ないし。

管理は簡単で、庭に根を伸ばしまくってはびこったりしない、鉢植えの観葉植物が好きなのです。

 

私は「ただのグリーン好き」なので、知識とかそんなにありません。なので、「初心者でも簡単!」というものにしか手を出さないようにしています(「初心者でも簡単!」が嘘だったものも多々ありますが……)。

 

今までうちにあったのは、ポトス3鉢、シュガーバイン1鉢、テーブルヤシ1鉢でした。

どれも私にとっては可愛くて、毎日眺めてはニヤニヤし、「水やりは表面の土が乾いてから1~2日置いてから」と分かっているにもかかわらず毎日水を与えたい衝動と闘い、年に一度土を替え、ときたまマグァンプやハイポネックスを貢ぎ、直射日光に弱い子には特別席(←)を設置し、そうして部屋がジャングルになるのを心待ちにしていたのですが。

 

スペインに行こうと決めてから、身の周りの整理を始めました。あれもこれもとメルカリに出すものは出したり、最終的にゴミに出して終わると決めたものをリストにしたりして、なるべく身軽を目指してぼちぼち動いているわけです。

そこで出てきた、グリーン問題。この子たちは連れては行けない……。

 

出発を間近にしてバタバタもしたくないので、今から引き取り手を探すことにしました。

とはいえ、基本私の人生ぼっちなので声をかける友達もおらず。

うーんと思っていたら、たまたま知り合いに会う機会があり、あまり期待もせずに話をしてみたら「見てみたい」と。おお、なんと。早速見てもらいました。

 

いちばん私が自慢にしていたポトスの「パーフェクトグリーン」は、やはりというかすぐ欲しがられました。ものすごく丈夫で強くて、成長もすごい。ツルを1.5メートルくらいまで伸ばしていて、圧巻でした。花屋さんで同じくらいの買おうと思ったらたぶん五千円くらいするかもしれない。えへへ。ここまで私が育てたんだぞ。えへへ。

 

それから、ポトスの「マーブル」。こちらは真逆で、大変身体が弱く、成長もとても遅い。「大きくしたくない」のが目的のテーブルグリーンにはもってこいです。

 

もうひとつは、シュガーバイン。小さな子どもの手のひらみたいに、5枚の葉がぱっと広がっていて、ツル性なので伸びて下に垂れていく姿が可愛らしい。

 

以上の3点を引き取ってくださり、現在私の手元にはこの2鉢が残りました。

右・テーブルヤシ、左・ポトス。

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テーブルヤシは、百均出身です。百均の観葉植物はもたないと巷では言われていますが、そんなことはない。買ったときは小っちゃな苗ポット的なものに入ってひょろひょろしていましたが、今は500円レベルまでに立派になりました。ヤシの木のくせに日光は苦手という。オイ!(笑)

 

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ポトスは、ゴールデン・ライム・エンジョイの3種を寄せ植えしています。ゴールデンのツルが間延びしているので、これはカットしちゃってもいいかな。彼らも最初はささやかな寄せ植えでしたが、すっかり賑やかになりました。

ライムは基本大人しいので、残りの2人が出しゃばりまくっています。

 

この2人の行き先が決まらないという……。

手放すのは寂しいですが、しかし手放さないといけない。引き取り手がいないからと枯らして捨てるのだけはいちばん避けたいところ。

現在引き取り手を探す日々です。

誰かいないかのう……