なんにも持ってないぼっちの女がスペインに行く話。

仕事もなし、金もなし、若さもなし、恋人もなし。なんにも持ってない女が何かをしようとしています。

腐った職場の腐った上司の下で働く私、腐りそうでつらい

注:

今回は愚痴です。解決もせず、デモデモダッテの内容です。

嫌いな方は読むのをお控えください。

 

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まだ入って間もなく、新人の域を全然出ないレベルの新人ですが、早くも辞めたくなっています。

仕事がキツいとかではありません。いえキツいは確かにそうですが、工場バイトなんてそんなものです。だから理由はそこではありません。

上司(班長と呼ぶ)を始めとする、「社員」がひど過ぎました。

 

 

1.差別がひどい

工場には、ベトナムからの技能実習生が大勢います。というより、割合的には圧倒的に彼らの方が多く、日本人の派遣バイトは両の手で収まるレベルです。日本人女性に至っては、私を含めて3人です。

(あ、「社員」は全員日本人男性です)

 

・実習生たちは当然、言葉が不自由です。だから言っても分からないと思っているのでしょう。社員Hは日常的にベトナム人の女の子を侮辱します。

 

「お前、本っ当にブスだな。整形して来いよ」。

 

それを言う社員Hの顔はお世辞にもイケメンとは言えないというのに。

言葉は理解できなくとも、Hの表情や声音で嘲られているのは分かるようで、彼女たちはHを「きらい」と言います。嫌いになって当然です。

しかし、日本語を理解できる者がここにいることをHは気づいていないのか。気づいているけれど、派遣ごときは口を出さないに決まっていると思い込んでいるのか。

 

社員Aは、組み付けのパーツなどを補充する担当ですが、実習生の呼び掛けには応じません。

 

「Aさん、これ、ないです、ください」

無視。

 

彼らは私たちに「言って」と頼んできます。Aは日本人には応じることを学習しているからです。

 私たちが「Aさん、○○がもうそろそろ足りなくなりそうなんで……」と声をかけると、コロリと「お、そうか、持ってくるわ」。

 

天誅が下ればいいのに……

 

 

2.感情に任せて当たり散らす

社員の一人に、「コミュニケーション苦手」な人・Tさんがいます。ほとんど喋らず、笑いもせず、表情も一切変わらず。ただひたすらに黙々と作業を続けています。

 

班長はこの社員のことが大嫌いです。ここに来て間もない私がすぐに分かったくらいに露骨です。

Tさんが何も言わないのを良いことに、Tさんにだけは必要以上に当たりを強くします。蔑むような目つきで黙ってTさんを睨みつける、ということもよくします。

Tさんのミスをひとつでも発見すると、怒鳴り散らして責め立てます。むしろ、「怒鳴るネタ」を探しているようにも見えます。

他の社員には一切怒りません。

 

 

3.理不尽な負荷

まだ入って間もない私。担当をY部署とします。

昨日班長に呼ばれました。

 

「Zもそろそろ覚えてもらうから」

 

Z部署?Yもまだ全然できていないのに?

ポカンとしてたら、こう説明されました。

 

「Zはいま、ギリギリの人数で回してるんで、誰かが体調不良とかで休みを取ったときに、急きょ入れるようになっていてほしいんで」

 

体調不良で休むって、頻度としてはそうないと思う。

その、「たま~にのとき」のための保険に、私にZの作業を習熟しておけと?一度や二度の研修で、普段やらない作業に急きょ入ってもできるわけがない。

 

時たまの一日くらい、社員がやればいいと思うんです。何のための社員なのか。派遣にどれだけの負荷をかけさせるつもりか。社員が対応できなくてどうする。単純に、自分たちがやりたくないだけでしょう。

 

けれど。

自分がやりたくない仕事だからと他人にやらせるのは、フェアではありません。

誰だったか先の偉人もそう言ってた。

 

 

4.部下(従業員)を家畜扱い

班長人を呼ぶときに、舌を鳴らして呼びます。

犬を呼ぶときみたいなやつ、と仕草です。

……もしかしてカッコいいと思ってますか班長……引くんですが……

 

 

5.適材適所という言葉を知らない

いちど配属した部署は生涯続く、んだろうナー。

技能実習生の任期は3年間。3年間、ひたすら同じ作業をさせます。それがその人に合う、合わないは考えない。

 

例えば、30秒ごとのサイクルでひとつの作業をこなさなければならない場合。

その人は少し手間取るタイプ、30秒に間に合わない。けれど仕上げは綺麗、ミスもあまりない。

これを「早くしろ」と言う。

早くしようと焦るあまり、今度はミスを連発、仕上げが少し雑になる。すると

「手を抜くな」と来る。

なぜそうなる。

 

班長、あなた自分の子どもがクラスメイトに「のろま」と言われたと、泣いて帰ってきたらどうしますか。

きっと子どもをかばうでしょう、「うちの子は手は遅いかもしれないけど、丁寧なんだ」って言うでしょう。

それをなぜ職場へ適用しない。

「この人は時間制限のある作業は苦手なんだな、でも仕上がりは綺麗。それなら、少し時間がかかっても、きちっと完成してほしいこの部署へ行ってもらうのはどうか」

なぜこういう応用が効かないのかな……?

 

いちいち対応してたら生産性が、とか専門的な理由ももちろんあるでしょう。

でも、死んだ魚のような眼をして働いている従業員の心に、少しでも寄り添うことはできないんでしょうか。

 

 

技能実習生の任期は3年。どんな扱いをしても、彼らは確実に3年はいる。そういうふうに考えているのが目に見えて分かるほどに、従業員の扱いはぞんざいです。

 

日本人(とくに派遣)はどんどん入ってきますが、どんどん辞めていきます。 

冒頭あたりで述べた私以外の日本人女性は、Nさんが9カ月、Mさんは1カ月。2人とも、7月の半ばで辞める予定でいるようです。

仕事がイヤなのではなく、「付いていきたい」と思える上司ではない。そう言っていました。良く分かります。

 

みんながするすると辞めていくのは何故か、考えてみたことはないのでしょうか。

自分たちが周りから完全に見限られていると、何故分からないのでしょう。

慕われない上司は、悲惨です。会社にも従業員にも、得になりません。

 

いま九州あたりに滞在している雨神さま、どうかお友達の風神さまと雷神さまを連れて、この工場の社員たちの頭にどうぞ遠慮なくカミナリ直撃させてください。 

  

どうにも吐き出し口がなく、こんなところで吐き出すに至りました。

結局解決策も何もない、本当にただの愚痴ですが……

最後まで読んでくださった方、有難うございました。